2010年08月11日
骨董品の仕入方
骨董屋になりたければなりなさい。
誰にでもできます。
仕入? そんなもの気にすることは無い。 その辺に落ちてる物でも並べてればいいのさ・・・。
古物商の免許があれば 業者のオークション―市場―に行って気に入った物を買ってくればいい。
簡単なことです。
市場は、いろいろな所で開催されてます。東京美術倶楽部や京都の古道具市などをはじめいろいろあります。
田舎の古物屋も京都などの市場に出掛け ドサクサにまぎれ何点か商品を買ってきているようです。
『京都の市場で強豪古美術商と戦って仕入れてきた!?』なんていうと如何にもいいもの! って感じですよね?
でも冷静によ~く考えてみてください。 京都の市場に集う古美術商の間隙を縫っていいものを安く買って来れますか?
あなたも一度行ってみたらどうですか?
江戸時代のお伊勢参りじゃあるまいし 行った人間の自慢話に何時まで付き合ってるつもりですか?
市場に行ったらまず 出品されている商品の下見をします。 好みの商品があったらその状態を確認します。 傷の有無などをよく見、自分の欲しい価格を決めます。
好みの商品がセリに掛けられたら、欲しい価格を発声します。この行為を古物業界では、『やりをつく』なんて言います。
よく 『俺がやりつくと いいものだと思って関係ねえ野郎がやりつきやがって高くなっちまった・・・。』な~んて言う古物屋がいます。
これは、俺は業界では一目置かれた目利きなんだ! っていう虚しいアピールなのです。
そんな輩に遭遇したら、無視するか、さすがですね!とか 困ったもんですね! なんて言ってあげましょう。 彼はそれで十分満足なのですから・・・。
古物屋なんて知れたものなのです。
こんな楽しい市場 あなたもいかがでしょうか?
まぁ 私はあまり好きではありませんが・・・。
Posted by あんてぃーく 六 at 23:57