2010年03月02日

和ガラスの魅力その3 江戸ガラス

和ガラスの魅力その3 江戸ガラス


江戸ガラス 型吹き菊形ねじり皿 です。
水晶手ギヤマンと呼ばれるようにまるで水晶のようなガラスです。爪で弾くとキィ―ンといい音がします。(商品の扱いに不慣れな方がやると危険です。要注意!)江戸ガラスの魅力の一つですね。
幕末から明治初期に造られたもので、本品も慶応2年新調と書かれた箱に入っていたそうなので江戸末期のガラス皿です。
当時どんな人が使っていたのでしょう?位の高い裕福な武家または、豪商しか持てなかったものです。夏に珍味でも載せたのでしょうか?贅沢ですね!?一般庶民は見た事も無かったかもしれません。オランダなどの外国船が日本の港に入り、船員達がワインボトルを海に投げ捨てました。当時の日本人は先を争ってガラス瓶を奪い合ったそうです。それ位珍しい希少なものだったのでしょう。そういったガラス瓶もたまに入荷します。結構カッコいいですよ!

江戸ガラス 和ガラスコレクターの頂点に君臨するものといってもいいでしょう。
幕末の2~3年間しか製造されなかった薩摩切子なんて数千万円するものもざらです。品数も少なく名品ばかりです。
江戸切子も名品が多数ありますが、やや量産されたので価格はこなれています。
江戸期の切子ガラスも素晴らしいですが、私は宙吹きや型吹きの所謂ビードロに憧れます。
持つのも怖いくらいの薄造り、鉛分を多く含んだ独特の肌!たまりません。瑠璃色の鶴首徳利や型吹きの蓋茶碗など数回扱いましたが、手放すのが惜しい物ばかりでした。殆んどがS氏のコレクションになっています。Sさん末永く可愛がってやって下さい。

今お店には写真のお皿6枚の他に、型吹きの筒型向付けがあります。書籍でしか観たことがなかったものです。是非観に来て下さい。
6枚のお皿は、値段もお手頃ですのでどんどん使ちゃって下さい。ヨーグルト・アイス・和菓子などに合うと思います。あなたの見立て楽しみにしております。

和ガラスの魅力その3 江戸ガラス



Posted by あんてぃーく 六 at 20:14

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